空き家についてのご相談は、「気になっているけれど手を付けられない」「どうしていいか分からない」というお声がとても多いテーマです。相続した家、実家、転勤で空いた家。事情はそれぞれですが、まずは今の状況を知るだけでも負担は軽くなります。
空き家は、何もしないまま時間が経つほど負担が増えやすいものです。今回は、空き家を放置したときに起こりやすいことと、無理なくできる対策をまとめました。
放置したときに起こりやすい4つのこと
① 固定資産税などの費用がかかり続ける
住んでいなくても、土地と建物には毎年税金がかかります。草刈りや除雪、建物の管理にも手間と費用がかかり、「住んでいないのにお金が減り続ける」状態になりがちです。
② 建物が傷んで価値が下がる
人が住んでいない家は、傷みが早く進みます。湿気、カビ、シロアリ、雨漏り。修繕が必要になり、「売れても想定より安くなる」ということが起きやすくなります。
③ 近隣トラブルにつながる
草木が伸びて隣地に越境したり、外壁がはがれたり、屋根材が落ちたり。近所からの苦情や、行政からの指導につながることもあります。
2023年12月の法改正では、倒壊のおそれがある「特定空家」になる前の段階でも、管理が不十分な「管理不全空家」として市町村から勧告を受けると、固定資産税の軽減(住宅用地の特例)が受けられなくなりました。
④ 売りづらくなる
傷みが進むほど買い手が減り、「売れにくい」から「価格が下がる」という悪循環になりがちです。
では、どうすればいいか
① 管理の方法を決める
近くに住んでいて通えるなら、ご自身で管理する。遠方だったり忙しかったりするなら、最小限で済む管理の方法を一緒に考える。大事なのは「負担が続かない状態」をつくることです。
② 売却・活用を検討する
空き家は、売る以外にも選択肢があります。
- そのまま売却する
- 解体して、土地として売る
- 不動産会社に買い取ってもらう
- 賃貸に出す
- 駐車場などに活用する
状況に合った形は、必ずあります。
まとめ
空き家は「考えなければ」と思いつつ、つい後回しになりやすいものです。でも、焦らなくて大丈夫です。まずは現状を知るところから、一歩ずつ進めていきましょう。
「売るか迷っている」「相続した家について家族で意見がまとまらない」「片付けや管理が負担になってきた」。そんな段階のご相談も歓迎しています。無理な提案はいたしません。一緒に負担を減らす方法を考えましょう。

